令和5年第2回金ケ崎町議会が、3月8日に開かれた。この会議では、施政方針や教育行政方針、一般質問に関する熱い議論が繰り広げられた。
最初に行われた一般質問では、及川権一議員が新型コロナウイルス感染症に関連して地域の環境整備について質問を行った。「地域事情に即した環境整備が必要だ。特に南方地区の生涯教育センターの整備状況を明らかにしてほしい」と強調した。また、公共施設の指定管理者制度についても、その運営状況と住民満足度について見直しの必要性を訴えた。
町長の髙橋寛寿氏は、「南方地区生涯教育センターの整備は昨年度から取り組んでおり、今後も地域の要望に応じた環境の整備に努める」と述べた。学校給食における食物アレルギー対応や地域の学習環境の整備についても言及し、金ケ崎小学校の整備計画の進捗状況については慎重に進める必要性を強調した。
次に、施政方針に関する質問が行われ、大きな問題として道路除排雪体制や経済活性化についての議論が展開された。町長は「除雪体制を強化し、地域のニーズに応える努力をしている」とし、「新たな道路整備計画を進めることで、商業施設等の活性化にも寄与する」と述べた。
さらに、教育行政方針においては、地域の教育環境の整備や確かな学力育成についての方針が議論された。金ケ崎町では特に、英語教育の充実に取り組んでおり、その成果として中学生の英検取得状況も良好であると報告された。教育長は、「いかにして住民に求められる教育環境を整えるか、これからも検討を続けていく」と話した。
また、金ケ崎町が抱える少子化の影響も話題に上がり、「地域の保護者や子供たちとの対話を大切にし、今後の教育の方向性を見出す」必要があると発言した。施政方針に基づく実行力が求められる場面が多く、議員たちからもその充実を期待する声が上がった。
最後に、地元産業における支援の必要性が指摘され、特に農業や畜産業の育成について具体的な支援策を模索することが重要であると結論づけられた。今後の施策が地域の発展に寄与することが強く求められる会議であった。