金ケ崎町議会は令和3年3月10日に第2回定例会を開催し、各議案について審議を行った。特に、議案第16号の「辺地に係る総合整備計画」に関する議決が注目された。
副町長の小野寺正徳氏は、下水処理施設の重要性について言及し、生活環境や公衆衛生の向上に寄与するものであると強調した。阿部典子議員は、その辺地債の充当率や算定基準について質問し、関係する詳細な説明を求めた。
上下水道課長の渡邊学氏は、浄化槽整備の充当率について具体的な数字を示し、180万円を一般財源から借入れる計画としていると明らかにした。また、企画財政課長の高橋宏紀氏は、辺地度点数が120点を超えることが多く、これが高いかどうかを述べた。彼は、過疎債など、更なる支援策についても触れた。
一方、議案第17号については、和解に関する議決が求められ、副町長がその旨を説明した。阿部隆一議員は、測定経費が認められなかった理由を問うと、総務課長の佐藤政義氏が放射能検出の結果が影響したと答えた。政府に対する提訴は続いていることも明かされた。
続く議案第18号では、損害賠償請求に関する和解内容も審議され、必要な費用を定めることが提案された。
最後に、議案第19号「令和2年度金ケ崎町一般会計補正予算」が討論され、当初の計画内容に減額が生じた理由や農業に対する支援についての質疑も行われた。議論を経てすべての議案が可決されたことにより、金ケ崎町の今後の計画に期待が寄せられた。