令和6年3月14日、金ケ崎町議会は定例会を開議した。
議題では、及川権一議員が地域の重要なテーマを取り上げ、町の発展に向けた提言を行った。
最も注目されたのは、みどりの郷の再開に関する質問だ。
及川権一議員は、みどりの郷の売却や流通についての町の考えを尋ねた。 町長の髙橋寛寿氏は、関連する業者からの情報が未確認であるとし、経営に関する意向が示されるのを待っていると応じた。 町としては、今後の動向を注視したいとの姿勢が強調された。
次に、岩手県交通バス路線の廃止問題が議論された。
この廃止に伴う公共交通手段の確保策について議員は質問した。
町長は、３月31日をもって廃止が決定したバス路線の代替策として、町内での無料シャトル運行を計画していることを伝えた。
具体的には、祝日を除く平日に奥州市と北上市への接続便を運行する予定だ。
また、老人クラブ連合会の活動についても言及された。
及川議員は、同連合会の活動支援が必要であると強調し、町の対応について尋ねた。 町長は、高齢者の交流促進に向けて、今後も支援や協力を行う考えを明示した。
さらに、除雪への課題とその対応についても発言があった。
及川議員は、昨年導入された大型除雪機械の効果に疑問を呈し、費用対効果について問うた。 町長は、降雪の少なかった今年は機械の出動がなかったが、今後の活用を考えていると応えている。
除雪業者との意見交換を重ね、安定的な経営を維持できる発注内容の見直しを進めていることも強調された。
今後、町の施策と地域内のコミュニケーションが一層重要であるとの認識が得られる定例会となった。
まずはみどりの郷の議論で明らかになったように、地域環境の変化に柔軟に対応する姿勢が求められている。