令和4年4月22日に開催された金ケ崎町議会臨時会において、施政方針及び教育行政方針に対する質問が行われた。出席議員らは、町長の施政方針や予算案に対して積極的な意見を交わし、来年度の実施計画についても多くの議論が繰り広げられた。特に、町長の髙橋寛寿氏は、住みやすい地域づくりに向けての施策を強調し、教育面でも力を入れる姿勢を示した。
質問では、教育政策や地域コミュニティの活性化に関する意見が多く寄せられ、特に金ケ崎高校と地域との連携の強化が求められた。教育長の千葉祐悦氏は、高校振興施策を促進する方針を示し、地域連携の重要性を再確認した。
もう一つ注目されたのは、議案第8号に関する補正予算案である。一般会計補正予算には、さまざまな地域振興策が組み込まれており、町民への影響が大きい。「ワイヤレスコール」設備の更新や、学校給食費の無償化に向けた取り組みなどが優先に挙げられている。
また、議案第9号の水道事業補正予算についても議論された。全体的にインフラの維持管理が重要視され、さらなる安定した供給を目指していく姿勢が示された。
最後に、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する抗議決議が提案された。この決議に関しては、多くの議員が賛同し、町民の意思を表明する場となった。決議案は原案の通り賛成多数で可決され、国際問題に対する関心の高さが伺えた。
今回の臨時会議では、教育施策の強化や地域振興策が柱となり、町民に寄り添う姿勢が示された。また、国際情勢に対する意見表明も行われ、地域が抱えるさまざまな課題に対して議員間の活発な議論があったことが印象的であった。