令和5年3月の金ケ崎町議会において、人口減少対策や子育て支援策としての学校給食費無償化などが議論された。特に、帯状疱疹予防接種について助成を行う必要性が強調された。これは、多くの高齢者が感染の危険にさらされている中、予防接種率を引き上げるためでもある。
及川 みどり議員は、帯状疱疹ワクチンの助成制度の導入を訴え、その高額な接種費用が支払うことを難しくしているとの懸念を表明した。町長は国の動向と基本的なデータを注視しており、地域住民の健康を守るため、助成の在り方については今後検討していく方針を示している。
さらに、教育現場における不登校の問題についても議題となり、金ケ崎町における不登校者数は増加傾向にあることが報告された。教育長は、不登校者に特別な配慮をした教育環境を整える重要性を強調し、さまざまな支援策を検討する姿勢を見せた。また、特例校の設置に関しては、県南への要望も含めて前向きに考えていく必要があるとした。
最後に、農業振興について、町長は生産振興と後継者育成を中心に施策を進めていく意向を表明。特に、アスパラガスを含めた高収益作物の生産を促進していく考えを示した。今後は法人化も視野に入れながら、地域全体での農業振興を目指すとのことである。
町が今後も助け合う町づくりを目指し、それに向けた取り組みは重要であり、地域活性化に向けた多様な施策が実施されることが期待される。