金ケ崎町議会は令和3年6月4日に開催され、出席議員16名をもって会議が成立した。
議事では、主に防災や新型コロナウイルスワクチン接種に関しての質問が上がった。
町議会議員の平志乃氏は自然災害における防災対策として、ハザードマップの浸透状況や自主防災組織の地区防災計画について再確認を求めた。
町長の髙橋由一氏は、ハザードマップは転入者にも配布し、全戸に周知を進めていると述べ、また、自主防災組織の防災計画作成はまだ進捗が乏しいが、周知と支援を今後も行うと強調した。
さらに、平志乃氏は新型コロナウイルスワクチン接種の現状について質問し、高齢者への接種が順調に進んでいることに感謝を述べ、65歳未満の接種計画についても日時指定を希望することを示唆した。
町長は接種券の発送を進めており、高齢者支援の重要性を強調した。また、ワクチンの効果については国からの情報提供があるものの、地方自治体としては様々な状況に配慮する必要があると述べた。
さらに議員は農業支援の必要性を訴え、特に米価の下落に対する対策を求めた。町長は新たに作付農家支援事業補助金を創設し、過剰生産を防止する取り組みを継続することを表明した。
最後に環境保全について、桜の伐採理由や今後の樹木管理についても言及され、議員からは今後の必要な手入れや管理体制の整備が求められた。町長は適切な維持管理を行う意向を示した。
会議は以上の内容で散会を迎え、町民の安全と健康を守るための施策について重要な議論が展開された。