令和2年3月12日、金ケ崎町議会が定例会を開催し、様々な議題が討論された。
最初に一般質問が行われ、阿部隆一議員が新型コロナウイルス感染症への対応を厳しく質問した。特に町内で感染者が出た際の役所の体制や医療従事者の訓練状況、検査体制について具体的に問うた。町長の髙橋由一氏は、対策本部を即時設置し、住民への周知を進めていると述べた。感染者が出た場合に備え、受診時の動線確保や防護物資の確保についても具体的な数字を示しながら状況を説明した。
子育て支援については、阿部議員から再度強く求められ、0歳児からの保育料無償化について議論が交わされた。町長は現実的な制約もあることを指摘したが、できる限りの対応を行っていると強調した。
さらに、山路正悟議員は、町民憲章制定50周年について、特別な行事を計画しているかを問われ、町長は記念式典を含め多様なイベントを考えていることを明かした。
議題の中では新たな産業用地確保についても焦点が当てられ、商工観光課長は現在進行中のプロジェクトの状況を報告し、地域の企業との連携強化を図る意向を示した。
教育行政方針では、英語教育の改訂について触れられ、教育次長は今年度からの体制がすでに整っているため、全小学校の教員が順次対応できる準備が進められていると述べた。部活動指導員導入に際しての意義も説明され、教育環境の向上が期待される。
最後に、監査委員の選任についての同意が求められ、全員の賛成を得て決定した。