令和5年第4回金ケ崎町議会が開催され、さまざまな議題について質疑が交わされた。特に、一般質問では、議員の阿部典子氏が防災に関する問題を提起した。震災の記憶が新しい中、町の防災体制の実効性と地域連携の重要性が再度クローズアップされた。
阿部典子氏は、平成23年の東日本大震災を例に挙げ、地域住民への防災マップの配布状況やその後の活用促進について質問した。町長の髙橋寛寿氏は、防災マップの全戸配布を実施したが、その継続的な周知が必要であると認識していると述べた。また、自主防災組織の活動状況についても言及し、43組織が設立され、約7割の組織で地区防災計画を策定していることを報告した。
また、阿部氏は、障がい者支援の現状についても質問を行い、障がい者の方々のデータや相談件数について情報を求めた。その質問に対し、町は障がい者相談支援事業所を通じて相談件数を受け付けており、その実績は令和4年度で延べ1,237件に上ることが報告された。