金ケ崎町議会で行われた臨時会において、令和4年度一般会計補正予算と下水道事業会計補正予算が可決された。
本日の会議では、2件の補正予算が主な議題となった。まず、議案第1号として提案された一般会計補正予算については、具体的な内容が多くの議員から質問され、特にコロナウイルスの影響を受けた事業者支援が注目された。企画財政課長小原弘子氏は、満場一致で原案が承認されることを願うと述べた。
また、議案第2号の下水道事業会計補正予算についても詳しい説明がなされた。上下水道課長北條光氏は、農業集落排水施設のスクリーンユニットの更新が必要である理由を説明し、「経年劣化により機能が低下しており、早急な対応が求められます」と強調した。
特に、一般会計補正予算の内容では、公共交通支援や子育て世帯への一時金支給など、生活支援に関する事業が目立つ。子育て支援課長稲葉郁子氏は、「町内に住む18歳以下の子どもを扶養する世帯に3万円を給付します」と具体的な金額を明示し、支援の手厚さをアピールした。
さらに、農業経営支援交付金の見直しについても、農林課長関口潤氏が説明を行った。飼料価格や肥料価格の高騰が農業経営に与える影響を踏まえ、「飼料の高騰分を交付する仕組みを導入し、農家の経営を支援します」と発言した。
今回の議会では、地域の生活支援に向けた予算の確保が急務であると確認された。議会の議決を受け、町の行政はこれらの施策の実施へと動き出す。議会の閉会を受けて、議長伊藤雅章氏は、「町民の期待に応えられるよう努めます」と今後の方針を明言した。