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金ケ崎町議会、令和4年度補正予算を可決

金ケ崎町議会が令和4年度の各種補正予算を可決。物価高やコロナ影響による減収が指摘される。
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令和5年第2回金ケ崎町議会定例会が開催され、複数の補正予算案が審議された。

会議は令和5年3月10日に開かれ、出席者は町長や各課長を含む16名の議員であった。議題には、令和4年度の各種補正予算が含まれ、一般会計や国民健康保険特別会計、訪問看護ステーション事業特別会計など、幅広い分野にわたる予算案が提案された。

特に令和4年度の補正予算については、一般会計の項目で寄附金の減額が指摘された。この減少の要因として、物価高に起因する返礼品調達費用の値上がりがあげられ、企画財政課長の小原弘子氏は、「物価高により、主力の返礼品の寄附額を大幅に値上げした」と説明した。また、新型コロナの影響で施設利用が制限されたため、関連する補助金も減額された。

訪問看護ステーション事業特別会計補正では、療養給付費が増加し、医療過程での訪問看護の必要性が高まっていることが反映されていた。事務長の佐藤康博氏は、頻回の訪問が必要な患者の増加を指摘し、「感染防止の観点からも、適切な医療提供を目指している」との見解を示した。

また、介護保険特別会計に関する補正予算についても質疑が行われ、高齢者人口の増加にもかかわらず、所得が減少した結果として収入が減少したことが報告された。総務課長の小澤龍也氏は、特に「所得の変化が保険料に直結しているため、注意が必要」と述べた。

一方、一部負担金収入も減少しており、以下の一般会計予算の減少が影響している。住民課長は「受診率が想定よりも低かった」と説明した。

最後に、上下水道事業についても補正が行われたが、こちらも民間委託に関連する経費が将来的に見込みづらい状況にあるため、見直しが必要とされることも議論された。全体として、これらの予算案は原案通り全て可決されたが、今後の運用において細心の注意を要するという意見も多かった。議会は、地域住民のニーズに細かく対応する姿勢を今後とも求められる。

議会開催日
議会名令和5年第2回金ケ崎町議会
議事録
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