令和3年9月の金ケ崎町議会では、教育環境、新型コロナウイルス対策および鳥獣対策が主な議題となった。
議員からの質問では、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗が重要なテーマであった。4番の平志乃議員は、ワクチン接種状況について町長に問いかけ、サポートが必要な子どもたちや高齢者のための接種計画の詳細を示した。町長の髙橋由一氏は、約90%の高齢者に対して接種が完了したことを報告し、多くの医療機関との協力があったと強調した。また、急なキャンセルへの対応として「もったいないバンク」を設立したことも話題となった。
次に、教育環境についての質問が寄せられた。及川権一議員は、金ケ崎小学校の不審者対策や校舎の耐震性について質問。教育長の千葉祐悦氏は、児童昇降口の施錠と巡回の実施について説明し、校内での安全対策を強調した。特にことばの教室を利用する児童の安全確保について、今後の監視体制の強化を考慮すると述べた。
また、鳥獣問題も議題に上がった。平志乃議員は、森林からの動物の出没が地域住民への脅威となりつつある状況を指摘。町の対策が求められる中、町長は、これまでに捕獲した熊やイノシシの件数を報告し、猟友会との連携による対応を強化する意向を示した。特に、団体での討論や対策が不可欠であることが認識された。
町としては、これらすべての大切な問題に対し、地域密着型のアプローチによる解決を模索していく必要がある。充実した教育環境と安全な生活環境の整備、そして住民の健康を守るための施策が強く求められている時期である。
これらの議題は、金ケ崎町の今後の施策に深く関わるものであり、議会メンバーは意見を交換しながらより良い施策へと結びつけていくことを誓った。