令和4年9月7日に行われた金ケ崎町議会では、町民の関心が高い様々なテーマが議論された。特に、町長の施政方針に関連する一般質問が行われ、町民から寄せられた意見や要望について対応が求められた。
4番の平志乃議員が、町政への関心事として、いくつかの質問を立てた。まず「苦情は宝」という考え方に関連し、これまで町が行った具体的な施策について問うた。町長の髙橋寛寿氏は、町民からの意見を町民懇談会で広く受け入れる一方で、全庁において情報共有のシステムを構築したことを説明した。また、苦情を宝と捉えることにより、町鹿の課題に対しより良い対応ができるよう努めていると述べた。
次に、平議員は雪対策に関しての取り組みを確認した。髙橋町長は、雪対策室が設置されたことを報告し、具体的な改善策として、幹線道路の除雪強化や住宅密集地の除排雪体制の構築に取り組んでいると述べた。さらに、町民との相談を重視し、地域の意見を踏まえた運用が行われることを強調した。
最後に、平議員は小中学校給食費無償化について意見を述べた。髙橋町長は、無償化は子育て支援の一環として、若者の定住を促進する狙いがあるとした。また、無償化を行っている他市町村の実績も挙げ、コロナ禍の影響を受けた家計において、支援が必要な状況にあることを指摘した。
議論は続けられ、及川権一議員から指定管理者制度の問題点が取り上げられた。髙橋町長は、指定管理者が抱える経営上の課題についても理解を示し、今後の改善策を検討する意向を示した。特に、応募者が少ない現状を踏まえ、他市町村の制度を参考に見直しを進める必要性を認識している。