金ケ崎町の令和4年第8回議会で、学校給食費の無償化について求める声が上がった。阿部隆一議員は、「今年4月からの無償化を実施すべき」と町長に再質問し、町長は「令和5年度当初予算で実施できるよう検討中」と述べた。
また、事務事業の見直しについても阿部議員が懸念し、「パブリックコメントを求める必要がある」と指摘した。町長は「町民の意見を反映しながら進めている」と応じたが、透明性の課題が浮き彫りになった。
さらに農業大学校の専門職大学化について、町は県に要望を持ちかけており、その実現に向けた対応を強化すべきとの意見があった。阿部議員は、「町内の農業振興には教育機関の強化が不可欠だ」と強調した。
具体的な施策として、補聴器購入の補助制度の確立に関する議論も行われ、阿部議員は「聴覚障害に苦しむ高齢者支援のために制度化すべき」と訴えたが、町長は「国の基準を超えた制度は行わない」と語った。
この会議では姉妹都市交流についても議題に上がった。千葉良作議員は「交流の費用対効果を再考すべき」と指摘し、姉妹都市との活動の透明性と実効性向上が求められている。
特に、ライネフェルデ・ヴォルビス市との交流が話題となり、町長は「今後の交流の在り方を検討する必要がある」と発言。具体的な交流の成果があまり見えない中で、町民や議会との協議が必要とされる。