令和3年第4回金ケ崎町議会定例会が6月3日、開会された。
議題では、新型コロナウイルス対策に関して特に高齢者へのワクチン接種が議論の中心となった。町長の髙橋由一氏は、「5月18日から90歳以上の方のワクチン接種を開始し、65歳から89歳の方は5月28日から接種を始めている」と述べた。
この接種対象者数は約5,000人とされており、7月31日までに2回目の接種を完了させる見込みで進める方針を示した。ワクチン接種に関しては、町民等からの協力が重要で、多くの支援が寄せられていると感謝の意を述べた。
さらに、町長は入札状況について報告した。詳細については別紙で配付されているため、説明は省略されたが、透明性を維持する姿勢が見受けられた。次に、請願常任委員会への付託が行われ、特に医療と介護の充実を求める請願の紹介が行われた。この請願に関しては、阿部隆一議員が朗読を行い、賛同を促した。
一般質問も行われ、及川みどり議員が教育施設の水道蛇口の交換を提案し、「新型コロナウイルスの感染予防のための対策として、自動水栓に変更が望ましい」と強調した。また、在宅介護者の実情についても質問があり、認知症患者への対応が求められた。
町長は、在宅介護者が抱える問題に対して理解を示し、支援策の充実を図る意向を示した。具体的には、「家族介護アドバイザー派遣事業」を実施しており、地域包括支援センターとの連携を深めることで、在宅介護者の声に耳を傾け、実情に即した支援策を講じていく考えを述べた。更に、ヤングケアラーの問題についても言及し、現状では特に該当する子供は見受けられないとしているが、今後の傾向に留意する必要があるとの認識を示した。
また、教育長である千葉祐悦氏は、学校での安全対策や地域との連携強化を強調し、「新型コロナウイルス感染症にともなう取り組みを行い、生徒たちが安全に学べる環境を整えている」と述べた。在宅介護者の健康に配慮した相談体制や、地域との協力に基づいた支援策の重要性が強調され、今後も充実した施策が求められる。
各議員からの質問や煮詰められた意見は、金ケ崎町の政策の改善に向けた重要な指摘となった。さらに議題は進み、様々な観点から今後の地域の発展を期待させる内容が多く出版されている。最後には、会期中の議事進行の透明性を確保し、議員間の意見交換を継続していく重要性を再確認した。