金ケ崎町では、地域見守りネットワークの活用が進んでいます。特に先日、瘤木地区で発生した事例が大きく報道されました。新聞配達員が異常に気づき、近隣住民と協力して対応した結果、80代男性の命が救われました。このような機能が地域で生きていることは、非常に意義があると感じています。
しかし、現在の地域見守りネットワークにおいて謝意を表すための明確な制度がないため、利用者や事業者への周知が不足しているとの懸念もあります。67事業所が協力する中で、年間通報情報はわずか7件程度であり、情報の流れがスムーズであるとは言えません。担当者によると、この事業の趣旨を尊重したボランティア活動であるため、あまり表彰等を目的としていないとのことです。
次に、町有工業用地の確保についてですが、目標としている工業出荷額6,500億円達成へ向けて、町有工業用地の整備が進められています。町有工業用地は、今年度から岩手中部工業団地内の第一事業区での整備に着手し、約3ヘクタールを確保する計画です。また、民間でも複数の工業用地開発が進行中ですから、引き続き支援を行っていく必要があります。大規模な面での工業用地整備も重要であり、環境保全と経済活動の両立が求められています。
最後に、JR東北本線の利便性向上について、金ケ崎駅を通じて通勤や観光の活性化を図るため、増便やスイカ導入の要望が強調されました。今年度は、県南広域振興局との協力を進め、利用者増加に向けた施策も検討中です。これに関連して六原駅周辺のインフラ整備の動きも重要です。いくつかの提案があがっており、駅前の駐車場や道路の整備を行いながら、鉄道利用者増加に繋げる策を進める考えです。