令和5年6月12日、金ケ崎町議会は第4回定例会を開催し、重要な議案が協議された。
特に注目されたのは、令和5年度の一般会計補正予算案である。この議案は全員一致で可決され、補正予算の中には地域づくり推進費249万円が含まれ、1件の団体に支出されることになった。地域団体である永徳寺報徳会への助成が決定し、コミュニティ活動に必要な設備としてコピー機やスピーカー等の購入が予定されていると、中央生涯教育センター所長の鈴木敏郎氏が述べた。
さらに、低所得世帯支援として扶助費が計上され、1,300世帯への3万円を見込んでいるとの説明が、保健福祉センター事務長の佐藤康博氏からあり、地域の福祉向上に寄与する方針が強調された。
また、国民健康保険診療施設特別会計補正予算についても議論された。新型コロナウイルスワクチン接種に関連する自由診療収入427万4,000円が見込まれ、正看護師報酬143万7,000円が計上されている。佐藤事務長は、この計上は看護師3名を雇い入れるための費用だと説明した。これにより、8か月間の雇用が見込まれる。
請願第2号「スクールバスの利用」についても議論され、採択が決定。総務教育民生常任委員会委員長の及川みどり氏が報告を行い、教育環境の充実を図る重要な一歩として位置づけられた。
最後に、議員全員による行政視察研修の実施も決議され、今後の施策に向けた研修機会が強調された。原案が全会一致で可決され、議会は円滑な進行を示した。今後の金ケ崎町の行政運営において、これらの議案が重要な役割を果たすことが期待される。