令和2年第9回金ケ崎町議会臨時会が11月2日に開催された。
出席議員16名が参加し、会議は無事に成立した。議事日程には、損害賠償請求事件に関する議案や、教育機器の整備契約など重要な案件が並んだ。
特に目を引いたのは、議案第1号の損害賠償請求事件に係る和解についての審議である。副町長の小野寺正徳氏による説明では、過失責任は町が加入した損害賠償保険会社が判断し、過失割合が決定されたと述べた。この判断に対し、山路正悟議員は、過失割合の決定プロセスに疑問を呈し、より詳細な説明を求める形で質疑を行った。
議案第2号の公立学校情報機器整備事業は、教育次長の東海林泰史氏が説明した。タブレット端末に関する契約が中心となり、選定基準に関しても国から指定されたOSでの整備が求められている。阿部隆一議員からの質疑では、具体的に富士通製品を選定した理由についても言及され、教育委員会はメーカー選定に特別なこだわりが無いことを強調した。
また、議案第3号では、令和2年度金ケ崎町一般会計補正予算についての説明が行われた。企画財政課長の高橋宏紀氏は、コロナウイルス対応の臨時交付金を活用しているとの説明をし、議員からはその配分や活用計画に関する質疑が交わされた。
そして、議案第4号の介護保険特別会計補正予算案も可決されることとなり、すべての議案が原案通り承認された。議会は午前10時47分に閉会したが、多くの議題が次回以降に持ち越される可能性が示唆されていると言える。