令和5年第2回金ケ崎町議会の定例会が3月6日に開かれた。町長は施政方針を示し、教育行政や予算案について検討された。特に、令和5年度一般会計の歳入歳出予算は135億866万5,000円とし、前年度比で4.8%の増加が見込まれている。
予算には自主財源の確保が反映されており、個人町民税や地方交付税が増加している。また、令和5年度は学校給食費の無償化をはじめとする子育て支援策が重点施策として取り組まれ、特に新型コロナ対策や教育環境の改善が強調された。
教育委員会の教育長は、教育行政方針を述べ、金ケ崎町の学生への支援制度や学校給食の質の向上についても言及した。中でも、食物アレルギーへの配慮や地産地消の推進が重要視されており、学校給食に関する多様な意見が寄せられている。
また、除雪業務についても言及され、町長は今年の雪除け作業に高い評価を与えた。特に自発的に動く除雪業者の対応が目を引いたとされ、住民からのフィードバックも受けながら、課題を解決する姿勢が伺えた。今後は、雪を利用した地域振興やスポーツ振興など、新たな活用策についても議論していく必要があると強調された。
一般質問では、町民からの要望が取り上げられ、特に学校給食に関連した問題や、児童生徒の安全について議論が交わされた。町は保護者などに対して地域の見守り体制を強化し、安全の確保に努める方針を示した。今後も、住民と地域が一体となって取り組むことが求められる。