令和5年第7回金ケ崎町議会定例会が12月4日に開催された。議会では、町民に向けて進捗状況の報告がなされ、関心の高い国道4号の拡幅事業や地域共同墓地の適切な運営管理について議題が挙げられた。
国道4号の金ケ崎町区間の拡幅事業は、現在の進捗率が事業費ベースで26%と報告され、用地確保は61%に達している。この事業は地域の物流や経済活性化に大きく寄与することが期待されている。町長の髙橋寛寿氏は、国への要望活動を継続し、町民への情報提供を検討する意向を示した。
また、地域共同墓地についても言及された。町内には32か所の墓地が存在し、その中にはみなし墓地が含まれる。これらの墓地は地域住民にとっての重要な存在であり、今後管理や運営についての支援体制の構築が求められている。町では個人情報の保護に基づき、承継人や所有者の情報提供は限定的としつつも、適切な維持管理が図られるよう努める姿勢を継続する方針である。
森山総合公園の陸上競技場についても話題となった。同競技場は、過去の公認更新を経てさらなる整備が目指されており、町民の健康増進や地域活性化に寄与する重要な施設と位置づけられている。町長は今後の財源確保についても意識し、利用促進を図る方針を表明した。事業の継続には町内外の協力が不可欠であり、今後の取り組みが期待されている。
議会では、町民と行政との情報共有を強化し、地域の要望に応える姿勢が改めて求められていることが感じられた。議会の議事はスムーズに進行し、町政への関心が高まる中、次回の議会に向けた準備が進められることとなった。