令和元年9月10日に開かれた金ケ崎町議会定例会では、複数の議案が審議された。
最初の議案、第10号の一の台住宅団地法面対策工事の請負契約については、副町長の小野寺正徳氏によって説明がなされ、工事は稲刈り後に着手する方針が示された。
議案の質疑の中で、阿部隆一議員が今年度中の工事完了の可能性や財源について質問し、財政課長の高橋宏紀氏が、国の新たな被災対策事業債を活用し、十分な工事が可能であるとの見解を述べた。
第11号の議案、一般会計補正予算に関しても議論を呼んだ。阿部隆一議員は、歳入の増加について、町民の要望を反映させるべきではないかと訴えたが、町側は財政の安定性を重視し、厳しい財政状況を説明した。
続いて、国民健康保険特別会計の補正予算に関して、阿部隆一議員は、第6回定例会中に発言した内容と矛盾があるとの指摘し、この基金の活用方法について厳しく問い詰めた。
住民課長の佐藤茂志氏は、国の指導に基づく安定的な基金運営が必要であり、県統一化に向けた準備でもあると反論した。
また、議案第14号に関連して、介護保険特別会計の補正予算も審議され、今年度の財政が良好であることから基金の積み立ても必要であるとの説明がなされた。
さらに、後期高齢者医療特別会計及び水道事業会計の予算も採決され、全会一致で可決された。