令和2年9月14日に開催された金ケ崎町議会定例会では、重要な議案や請願が審議された。この日、出席した議員は16名であり、町長や副町長などの重要な役職者も参加している。
まず、決算審査特別委員会の報告が行われ、議案第14号から第21号までの決算認定が一括審議された。決算審査特別委員長の高橋美輝夫氏は、昨年度が黒字決算であったことを強調し、教育環境の整備や生活環境に関する施策が着実に実行されていると述べた。特に教育施設へのエアコン設置工事が評価された。
賛成討論では巴正市氏が登壇し、「人と地域が支えあうまち金ケ崎」の実現に向けた取り組みを評価した。一方、請願に関しては、教職員定数改善に関する請願第1号が採択され、少人数学級の実現を求める請願第3号も同様に採択された。
請願第4号、消費税率5%への引き下げを求める意見書は、討論の後に不採択とされた。反対意見として高橋藤宗氏は、消費税の必要性を主張し、税制全体の見直しを訴えた。一方、賛成意見の中で千葉良作氏は、消費税減税の必要性を強調し、不況克服には消費税引き下げが不可欠であると述べた。
さらに、発議案として教職員定数改善を求める意見書や、新型コロナウイルスの影響による地方財政の悪化に対する意見書がいずれも原案通り可決された。
総じて、今回は教育関連の請願が多く議論を呼び、特に消費税の見直しに関しては賛否が分かれた。議会終了後、出席議員は地域の課題解決に向けた動きが強まることを期待している。