令和元年第2回土浦市議会定例会が開催され、市内の防災対策と最近の宿泊体験学習の実施状況が重要な議題として取り上げられた。
福田一夫議員は、狭隘道路の防災の重要性を強調した。特に、狭い道路の急救車両が通行できない問題や火災時の危険性について意見を述べた。彼は「狭隘道路を解消するための具体的な方法として、セットバックの実施が必要だ」と訴えた。これに対し、総務部長の望月亮一氏は、「狭隘道路は市内約64%を占めており、その解消に向けた取り組みを進めている」と答えた。
また、宿泊体験学習については、井坂隆教育長がその取り組みを説明。教育長は「生徒たちが友情や思いやりを育む貴重な機会である」と述べ、宿泊体験を通じた子どもたちの心の成長を強調した。現在、各学校では毎年、宿泊体験学習を実施し、成功を収めていることが報告されている。生徒たちからは「友達との信頼関係が深まった」という意見も多く寄せられている。
一方、矢口勝雄議員は、県南地域におけるオートバイによる観光誘致の可能性を指摘した。彼は「霞ケ浦や筑波山を目的地とするツーリングライダーに向けた市の取り組みが必要だ」と力説し、高規格道路の通行制限の見直しを提案した。また、駅周辺の駐車環境の改善も求め、バイク専用駐車スペースの整備を強く要望した。