令和6年3月、龍ケ崎市議会において重要な一般質問が行われた。主な内容は、人口減少や少子化、学童保育問題など、多岐にわたった。
最初に17番の大竹昇議員は、当市の人口減少問題について質問した。彼は、出生率の低下や賃金アップの遅れに懸念を示し、愛知県では「人口戦略推進本部」を設立し、様々な施策を行っていることを例に挙げた。これに対し、岡田明子総合政策部長は、当市の人口は平成22年をピークに減少しており、自然動態や社会動態の分析を行っていて、今後の対策を模索していると回答した。
次に、少子化対策について議論が展開された。大竹議員は、少子化対策の実際の取り組みについて質問し、岡田部長は出産支援や子育て支援の施策を紹介し、結婚支援の取り組みも行っていると報告した。また、人口減少対策の一環として、結婚支援イベントの開催も検討されていると強調した。
さらに、学童保育の運営に関する質問も出た。支援員確保やハラスメント防止対策について、高齢者が多い職場の現状や、支援員の離職率についても懸念が示された。荒槇福祉部長は、職員の環境改善に向けて取り組んでいることを報告し、特にハラスメント対策に関する具体的な施策も発表した。これらの適切な対応は、子供たちの安全を守るために重要な要素である。
最後に、道の駅整備事業の中止についても言及された。市長は市民の声を重視し、適切な判断を行ったとし、今後牛久沼の活用についても市民と対話しながら進めていく方針を示した。プレッシャーの中での決断だったとはいえ、今後の地域資源の活用に向けた方針が期待される。議論の内容は、地域のアイデンティティや未来に対する市民の期待を反映していると言えるだろう。
今後も、地域市民の意見を尊重し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められている。