令和3年第2回土浦市議会定例会が開催された6月7日、議員から新型コロナウイルスワクチン接種に関する質問が相次いだ。
まず、久松猛議員が接種の進捗状況と今後の見通しについて問うた。具体的には、集団接種及び個別接種の予約状況について、また、65歳以上の高齢者に対して7月末までの接種完了の見通しを明らかにするよう求めた。保健福祉部長の塚本哲生氏は、接種率は約7割と想定しているが、副反応が懸念される方もおり、確実な受け入れが必要だとした。
続いて、柏村忠志議員が給食における牛乳の役割について質問。牛乳に含まれる女性ホルモンの影響について、教育長は専門機関の調査結果を元に、健康への影響は極めて微量であるとの認識を示した。さらに給食時間の実質的な食べる時間と、教員の授業準備の多忙さも指摘された。
また、柏村議員からはブラック校則に関連する質問もあり、これに対する教育長の見解が求められた。教育長は、校則は生徒と共に見直すべきとの立場を明言し、児童・生徒の意見を尊重しつつ進めていく必要性を強調した。
河野雅樹市長は新規コミュニティ交通事業について、運行経費の地元負担条件について再検討する考えを示し、公共交通の不便地域解消に向けた取り組みを進めていく意向を明確にした。
この他にも、新型コロナウイルス感染症への対策や、地域の教育に関する様々な課題が議論された。全体を通して、議員たちは市民生活の安全と健康、教育環境の充実を求める声を強く示した。