令和3年6月8日、土浦市議会の定例会が行われ、市内の様々な課題が議論された。特に、若者の移住・定住や地域防災力強化に関連した発言が多く見られた。その中でも、「平石勝司議員」からの若者に焦点を当てた質疑が印象的であった。
平石議員は、土浦市の人口減少に関して、具体的な改善策として、若者の移住・定住促進を求めた。特に、リモートワークの普及と新型コロナウイルスの影響で、地方移住の関心が高まっていることを指摘し、安藤真理子市長に対して市の取組みを問いかけた。
安藤市長は、人口減少克服に向けて、「都心に隣接した立地を活かした施策が重要」と述べ、地域の魅力を発信することを強調した。加えて、若者がUターンしやすい環境を整備するため、様々な施策が検討されていることが示された。
また、消防団の担い手確保についても活発な議論があった。消防団員は、減少傾向にあり、鈴木和徳消防長は、その処遇改善の必要性を強調した。団員の労働条件を見直し、更なる処遇改善を行う意義と、地域防災への影響を詳述し、参加者から賛同を得た。
さらに、教育委員会からの報告では、最近導入された「子育て支援アプリつちまるKids」の機能と利活用が紹介された。このアプリは、家族とのコミュニケーションを促進し、子育て世代への情報支援が期待されている。これにより、.registration状況は良好で、565名が登録したとのこと。利用者の反響についても前向きな意見が多く寄せられている。
最後に、土浦市における公立保育所の状況が報告された。特に、老朽化した公立保育所の改修問題が挙げられ、長期的な視野に立った計画の策定が求められた。部長は、老朽化した施設の維持や新たな設置の必要性について丁寧に説明し、地域のニーズに応える施策へ取り組む意向を示した。