令和2年第2回土浦市議会臨時会が開催された。会議では複数の重要議案が上程され、特に一般会計補正予算の承認が重要なテーマとなった。
市長の安藤真理子氏が議題を説明し、この補正予算には新型コロナウイルス感染症対策やひとり親世帯への給付金支援などの経費が含まれていると述べた。今回の補正予算は歳入歳出それぞれ4億3543万6000円を追加し、総額668億8505万6000円となる見込みである。
特に、歳入としては「新型コロナウイルス感染症の影響により中止した集団健診の費用を医療機関での個別健診に切り替えるための補助金」が計上されている点が強調された。また、GIGAスクール構想によるネットワーク整備費用も含まれており、教育環境の整備にも配慮している。
加えて、財産の取得についても議論がなされた。この議案では、常備消防用の災害対応特殊救急自動車の購入が提案されている。市民の安全を確保するため、消防力の維持と向上を目指すものである。市長は重要性を強調し、「この救急車両は今後の災害にも役立つ」と報告した。
討論の結果、議案は全て原案どおり可決された。出席議員からは特に問題提起もなく、迅速な承認がなされたことが印象的であった。出席議員として22名が確認され、その中には今野貴子議員や吉田千鶴子議員が含まれる。
市長は、これらの補正予算を速やかに執行して、市民に必要な支援を行う意向を表明した。土浦市は今後も市民福祉の向上に努めていく方向性を示している。