令和4年12月12日、土浦市議会での一般質問において、カスタマーハラスメント問題とAEDの設置状況に関する議論が行われた。
まず、奥谷崇議員はカスタマーハラスメント、および不当要求行為についての現状を詳述し、労働環境への影響を強調した。彼は、不当要求の問題が年々広がり、特に行政窓口でも見られることを取り上げた。「この問題は公共交通機関や学校においても深刻であり、職員が精神的苦痛を受ける状況が少なくない」と述べ、カスタマーハラスメントの実態把握と対策が市の施策の一環として重要であるとした。
次に、AEDの設置状況についても質問があった。市内に設置されているAEDの数や設置状況について詳細な説明がなされた。市民生活部長の真家達成氏は「市内には多くの公共施設や民間施設にAEDが設置されているが、特にモール505周辺への設置が求められている」と述べた。福祉や救命の観点からも、AEDの設置が重要であることを再認識させる発言であった。
さらに、女性消防団の活動と今後の役割についても質問があり、鈴木和徳消防長は「本市の女性消防団は、決して一過性のものではなく、地域防災の充実に寄与している」と述べた。また、女性消防団の活動が増加する中、各地域における彼女たちの役割が期待されている。ただし、彼は女性消防団のメンバーを各分団に配置する場合、詰所の環境整備が重要であり、トイレや更衣室の設置が必要であると指摘した。これに対し、安藤真理子市長も「地域の視点を取り入れながら、消防団員が快適に活動できる環境整備には努めていく」と。