令和4年第2回土浦市議会定例会が6月14日に開催され、一般質問が行われた。
本会議では、三人乗り自転車や帯状疱疹、地域の水位計の運用に加え、女性デジタル人材育成、グリーフケアなど、幅広いテーマが議題に上がった。特に三人乗り自転車については、最近の事故を踏まえ、安全対策が求められている。
目黒英一議員は、三人乗り自転車利用者数の調査結果を報告した。通園に利用している子供が8人と非常に少数であり、引き続き安全対策とその重要性の周知が必要だと強調した。さらに、購入費の補助制度について、令和元年度5件、令和2年度6件、令和3年度4件の申請があったことがあったが、数が少ないことから、さらなる周知の工夫を提案した。
また、土浦市内で発生した交通事故についての言及もあり、令和元年には人身交通事故が78件、令和2年は83件であったが、幼児二人同乗用自転車による事故は報告されていない。
次に、帯状疱疹の予防に関しては、塚本哲生保健福祉部長が発表した。土浦市内での帯状疱疹発症の人数は把握できていないが、市民には免疫力向上や予防接種の重要性が伝えられている。国の動向を踏まえ、ワクチン接種に対する助成制度の必要性についても議論された。
水位計の運用に関する説明では、土浦市内に設置されている水位計は普通水位計6か所、危機管理型水位計4か所の計10か所であることが報告された。これらは洪水予報や避難指示の基準として重要であり、情報は市民へも公開されているとした。
最後に、女性デジタル人材育成についての市長の見解が求められ、今後もデジタルスキルの習得と就労支援の必要性が指摘された。また、吉田千鶴子議員からは、グリーフケアの中で特に子供を亡くした方への相談窓口や手引書の活用について提案があり、より具体的な支援が求められた。
今回の定例会では、地域の安全や生活に密接に関わる課題が多岐にわたる議論の対象となり、市民生活の向上を目指す努力が続けられていることが確認された。特に、子育て世代への具体的な支援策や健康を守るための取り組みが今後の重要なテーマとなることが期待されている。