令和2年第2回土浦市議会定例会が、6月2日に開会した。
会期は6月2日から6月18日までの17日間となる。議長の篠塚昌毅議員は、議会の開催にあたり新型コロナウイルス感染防止策を講じている旨を述べた。議場内では、参加者への検温やパーテーションの設置が実施され、マスク着用が許可されている。
続いて、各議案が次々と上程された。市長の安藤真理子氏は、報告第15号から第23号までを一括して説明。予算の繰越しに関する項目では、様々な事業の完了が遅延した理由として、関係機関との調整や、新型コロナウイルスによる影響が挙げられた。この中には、土浦市汚泥再生処理センター整備事業や、学校給食センター再整備事業などが含まれている。
その後、議案第36号、土浦市国民健康保険税条例の一部改正が提案され、新型コロナウイルス感染症による経済的影響を受ける世帯への減免申請期限設置が強調された。同様に、議案第44号では、令和2年度土浦市一般会計補正予算が取り上げられ、コロナ対策として市内の公立小中学校への給食費の無料化が計画された。
議会はその後、質疑に入る。市民生活部長、塚本隆行氏によると、これらの対策が市民に与える影響を懸念しつつ、市は今後も必要に応じた補助や支援を検討する方針であると強調した。