令和5年第1回土浦市議会定例会が開催され、議員たちが様々な市の問題について意見交換を行った。特に注目されたのは、荒川沖駅東口周辺の整備に関する議論である。
目黒英一議員は、荒川沖駅東口の整備に関する問題について具体的な案を提示した。彼はあんしん乗降スペースの利便性向上について触れ、「解体中の日立セメント横の空きスペースにエレベーターを設置することが理想」と述べた。さらに、喫煙スペースの設置による受動喫煙対策の強化も提案した。
また、目黒議員は「朝の混雑を改善するために、タクシー乗り場をロータリー中央部に再配置し、アクセスを改善すべき」とも述べ、実行可能な策を提案した。都市政策部長の船沢一郎氏は、目黒議員の質問に対し、交通量調査を実施し、課題整理を行うと答えた。
次に、乗り合いタクシーについての質問も多く寄せられた。目黒議員は、病院への通院が難しいという声を反映し、乗り合いタクシーの登録者数や利用実績について質問した。保健福祉部長の塚本哲生氏は、「登録者数は793人であり、令和4年度の延べ利用人数は8314人」と現状を説明した。
また、市外への乗り入れについても、市民から寄せられた要望があり、今後の検討課題となる見通しである。タクシー利用者の需要に応じた柔軟な運営が求められている。
さらに、元気アっプ!リいばらきの活用についても議論が繰り広げられ、目黒議員はこのアプリの登録者数と、その効果について具体的なデータを求めた。市側は積極的にアプリを活用し、市民の健康づくりを推進していることを強調した。
最後に、篠塚昌毅議員は土浦市のデジタル推進計画について質問し、デジタル化の進展の重要性とともに、市民への説明会の開催を提案した。川村正明市長公室長は、今後も市民サービスの向上に向けた取り組みや、高齢者に対するデジタル支援の講座を開催することを明言した。