土浦市の令和4年第4回定例会において、一般質問が行われ、様々な課題に関する意見と提案が交わされた。
議題の中で、神立駅のエスカレーター設置に関する発言が目立った。久松猛議員は、「神立駅はエレベーターはあるが、乗降客の多くは階段を使用している」と問題提起した。これに対し、安藤真理子市長は「技術的な検証を行い、エスカレーター設置を検討していきたい」と述べた。
つちまるバスについても質問があり、久松議員は運行中のコミュニティバスについて市民からの要望を聞き、デマンド方式に切り替えることを提案した。これには、都市政策部長の船沢一郎氏が「地域特性に応じた公共交通を検討する」と応じた。
また、加齢性難聴者への補聴器購入への補助に関する議論も行われた。この件について、久松議員は「高齢者の課題を解決するためにも補助が必要」と強調し、市長も独自の補助制度を設ける意向を示した。加えて、LPガスを利用した学校の空調設備設置の提案もあり、学校環境の充実が期待されている。
続いて、子育てや学力向上に向けた施策が詳しく話し合われ、教育長は「学校外の学習支援や食事支援も重要」とし、学力向上のための取り組みを行っていることを伝えた。特に、家庭環境が関係する不登校問題について、地域との連携を進める考えを明らかにした。子ども食堂の設置状況や利用者数についても言及され、周知の方法について検討の余地があることが示唆された。
最後に、霞ケ浦湖北流域下水道事務所に関連する残土問題に関する説明があり、地元の要望も踏まえた対話がなされた。