令和3年12月24日、城里町議会の臨時会が開かれた。
この臨時会では、予算に関する重要な議案が審議される。
特に、承認第4号として提出された専決処分第4号(令和3年度城里町一般会計補正予算第5号)は、歳入歳出それぞれに1億500万円を追加する内容である。これにより、予算の総額は109億922万7,000円に達する。
歳入面では国庫支出金の追加があり、歳出面では民生費が増加することが挙げられている。
また、議案第105号として提出された令和3年度一般会計補正予算(第6号)については、歳入歳出それぞれに3,815万9,000円を追加し、総額は109億4,738万6,000円となる。
この補正予算の中には、道の駅かつらの建て替えとストックヤードの整備にかかわる追加費用が盛り込まれている。町長の上遠野修氏は、これらの内容について説明し、慎重審議を求めた。
会議は質疑を経て、採決に進む。
最初の議案である承認第4号は、賛成多数で承認された。しかし、議案第105号は起立少数の賛成で否決された。議長の関誠一郎氏は、議員の出席、意見を称賛しつつ、状況の透明性を強調した。町長による挨拶では、否決の理由が述べられなかった点について、今後の意見聴取を重要視する考えが示された。
今後、承認された内容をしっかりと実行し、否決された理由を明確化する作業が求められるのは言うまでもないだろう。町長は、残りの2021年も議員が健康で過ごすことを願っていると述べ、会議は閉会された。