令和6年第2回東海村議会定例会では、重要な議案が取り上げられた。
特に、グルービー樅の木公園についての意見が多数寄せられ、利用者からの声に耳を傾ける必要性が強調された。
川崎克彦議員(新政とうかい)は、グルービー樅の木公園の開園後の課題として、駐車場の混雑や日陰の不足を指摘した。
「公園のコンセプトや運営についての透明性が求められている」と訴えながら、特に「駐車場が満車で利用を諦める方が多い」と述べ、改善策についての質問した。
これに対し、庄司真澄建設部長は、「公園の利用状況は好評であり、課題についても認識している」と答える一方、「施設の利用促進に向けた広報や管理方法の強化に取り組む」と明言した。ここで、開園後のフィードバックを元に、実行可能な改善策の実施が求められている。
また、新たに進められるこども誰でも通園制度についての提案もあった。
白石幸洋福祉部長は、全国の少子化問題を受け、柔軟な利用ができる体制づくりに最善を尽くすと表明した。
「特に保育士の確保が課題であるが、ニーズに応じた事業運営を目指す」とし、村の保育計画についての協議を進める姿勢を示した。これにより、地域の子育て環境の充実が期待されている。
地域猫活動への言及もあり、村内の環境保護と動物愛護を両立させる施策の強化について意見が集中した。村民生活部長の池田洋平氏は、地域猫活動を通じて、飼い主のいない猫の管理と環境浄化を図る意義と重要性を強調した。
さらに、女性への支援強化に関する問答では、村の具体的な支援策が定義され、必要な情報の周知を行う意向が示された。「支援の枠組みを広げ、誰一人取り残さない施策を推進する考え方を忘れない」と発言された。
最後に、避難計画に関する内容が取り上げられ、阿部功志議員は、計画の透明性と住民の信頼を築くための適切な情報提供が重要であると指摘した。