令和6年3月12日に開かれた城里町議会定例会では、重要な一般質問が行われた。特に、道の駅かつらの移転・リニューアル計画に関して、金長秀範議員が具体的な提案を行った。
金長議員は、道の駅の魅力向上を目的とした観覧車の設置提案を行い、観光資源としての活用について言及した。これに対し、町長の上遠野修氏は、観覧車の設置につい
ては慎重に評価していくとして、道の駅の魅力を高める努力を続ける考えを示した。
また、ふるさと納税の強化についても議論があり、金長議員は、成長著しい他の自治体に比べ、城里町のふるさと納税の取り組みが遅れを取っている点を強調した。その上で、プロジェクトチームの設立やデジタルプロモーションの充実を提案。
上遠野町長は、ふるさと納税の寄附額が昨年度に比べて大幅に増えていると報告。今後も多様な返礼品の開発を進め、知名度向上に力を入れる意向を示した。
さらに、城里町の大小さまざまな問題に対処するため、地域の大学誘致も提案された。金長議員は、遊休農地の活用や地域活性化イベントの実施を通じて、地方の魅力をさらに高めていくことの必要性を訴えた。
町長は、地域を代表する大学との連携が進展していることを報告。これにより地域振興や学生の地域活動への参加を期待しているという。このように、さまざまな議題が議論され、城里町の未来に向けて具体的な施策が提案されていることが、今回の定例会の大きな成果であった。