令和2年第5回城里町議会臨時会が8月12日に開かれた。
この臨時会では、令和2年度の一般会計補正予算について審議され、審議の結果、原案通り可決された。
町長の上遠野修氏は、補正予算の内容が新型コロナウイルス対策と地方創生に役立てるものであることを強調した。
従来の予算に3,501万円を追加し、総額を147億5,602万8,000円とする。歳入では国庫支出金が追加され、歳出では総務費、民生費、衛生費、教育費が計上されている。
これに関連して、議員からの質疑も活発に行われた。特に藤咲芙美子議員は、庁舎維持管理業務における積算書の提出と具体的な内容の説明を求めた。
藤咲議員は、保育における感染対策についても言及し、具体的にどういった対策が取られているのかを質した。その中で、福祉こども課長の増井栄一氏は、ななかいこども園における電解水生成装置の導入に関する情報を共有した。この装置を使うことで、児童や乳児に対する除菌作業が効率化される見込みだという。
また、町長は、議員の提案に対しても耳を傾けており、コロナ対策本部の運営や情報発信に関しても改善の余地があることを認めた。議員たちは、この臨時会での議論を通じて、町の感染対策について具体的な施策を追及し、より現実的な対策が求められることを訴えた。