令和4年第1回城里町議会臨時会が、3月24日に町役場で開催された。
上遠野修町長は冒頭、議員当選を祝うとともに、4年間の任期中に町政発展のために議会と連携を強調した。
本会議では確認された議題として、城里町一般会計の補正予算に関する専決処分2件や、育児休業に関する条例の改正、農業共済条例の廃止などが含まれる。特に、一般会計補正予算には収入増加を反映した内容が盛り込まれた。町長は補正予算に対し「民生費を中心とした重要な予算である」と述べ、その早急な執行を約束した。
育児休業等に関する条例の改正案では、非常勤職員の育児休業要件が緩和される。この改正について上遠野町長は、「職員の勤務環境の向上を図るためのものである」と説明した。さらに、農業共済条例の廃止も決定され、水戸地方農業共済事務組合の解散に伴う措置として位置づけられた。
放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の制定については、現行の運営に伴う課題が指摘されつつも、討論を経て原案通り可決された。この条例については、教育効果の向上が期待されているが、個別の運営基準が明示されない懸念の声も挙がった。
損害賠償に関する議案も一括で審議され、事故発生時の適正な賠償と行政責任が確認された。特に、交通事故や倒木による被害への対応が重要視され、今後の事業運営に関わる影響も考慮されているようだ。
また、新年度に向けた各会計の暫定予算も可決され、新たに築かれる財政基盤の形成へとつながる。町長は、今後の課題についても触れ、「町民生活の向上を目指して、必要な施策を積極的に進めていく」と述べた。
選挙に関する議題では、議長、副議長、各事務組合議会議員の選任が行われ、全ての議案が満場一致で可決された。
最後に、町長は「町民の意見を反映しながら、議会と協力して今後の町づくりに邁進する」と締めくくり、臨時会は終了した。