令和6年7月18日、城里町議会は臨時会を開催し、2つの主要議案について審議した。
一つ目は、工事請負契約の締結についてである。この議案は、令和5年度の国補住建第3号町営南団地建替工事に関連したもので、議会での承認を求めるものである。議長の三村孝信氏が入札の結果を受け、進行を図った。これに対し、関誠一郎議員が入札実施の背景について質問した。これまでの入札における困難さを指摘し、財務課長の雨宮忠芳氏が応札業者の状況を説明した。
業者からの入札が複数回に渡り不調であった点が特に注目された。関議員は、入札に参加した業者の情報を求め、その結果を受け、地域業者の活用についても考慮すべきだと主張した。また藤咲芙美子議員も、なぜ過去に応札が無かったのか、理由の説明を求めるなど活発な質疑が行われた。
次に、令和6年度一般会計補正予算(第2号)についての議案が取り上げられた。税務課長の佐藤宰氏が定額減税の具体的内容を説明し、不足する対象者への補填制度も話題となった。藤咲議員が、定額減税を受けられない対象者への対応について質疑を行い、その仕組みについて詳細な情報を得る結果となった。
議論の結果、提出された2つの議案は原案通り可決され、決定任務が果たされることとなった。上遠野修町長は、臨時会において温度管理、健康への配慮を強調し、議員の活躍に期待の意を示した。これにより、城里町の今後のまちづくりに向けた一歩が踏み出された。