令和4年4月に開催された城里町議会第1回定例会では、帯状疱疹ワクチンの推進や消防団の出動体制、放課後児童デイサービス、そしてホロルの湯グラウンドゴルフ場のトイレ設置についての質問が取り上げられた。
特に帯状疱疹ワクチンについて、桜井和子議員はその有効性や助成制度について質問した。町長の上遠野修氏は、このワクチンには予防の有効性があるとしながらも、接種費用の高さから町民が安心して接種できるような助成制度が必要であるとの考えを示した。今後、町としてこのワクチン接種の周知とともに、助成の可能性についても検討していく旨を約束した。
次に、消防団の出動体制に関する質問に対して、総務課の増井栄一課長は、役場職員の消防団員がサイレンが鳴る前に通報を受けて迅速に出動する体制を整えていることを説明した。しかし、具体的な動きが遅れる原因として、情報共有や緊急時のマニュアルの不徹底が指摘され、町長も現場への指導を強化する意向を示した。
放課後児童デイサービスに関しては、桜井議員が医療機関との連携についての支援を要望。町長は、現場からの要望に対しては迅速に対応しているが、具体的な医療機関との協定についてはまだ進んでいないと認識を示した。しかしながら、今後は自らの職員が必要な診療を受けられる体制を考えているとした。
さらに、ホロルの湯グラウンドゴルフ場にトイレを設置することに関しても意見が交わされた。町長は、トイレの設置は重要であり、今後のグラウンドゴルフコース整備に伴い検討していくことを述べたが、設置には予算の問題があることも認めた。