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城里町議会、部活動に関する改革と統合についての議論に注目

城里町議会で部活動の現況と改革案について議論。外部指導者の登用や統合の可能性が浮上。
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令和4年第2回城里町議会定例会が開催され、部活動や教育に関する重要な議論が行われた。

今回の議題では、まず部活動の現況について取り上げられた。教育長の高岡秀夫氏は、常北中学校にて12の部活動、桂中学校にて6の部活動が存在することを説明した。外部指導者が登用されている部活動が常北中で3つ、桂中で3つあるが、完全に外部に委託されているわけではないと述べた。

また、教員の負担についても言及され、教員が関わる時間が平日2時間、週末に4時間程度であることが示された。教員の超過勤務時間もゼロであり、相対的には過酷な状況ではないとした。

その後、三村孝信議員は、部員不足の実態を踏まえた質問をした。特に、桂中のサッカー部では卒業生が減るため、実質的に活動が難しくなるといった課題を提示した。教育長は、このような現象が全国的に見られることを認識し、学校間での合同チームや合同練習の促進を検討する必要があると述べた。

続けて、部活動改革についても言及があり、スポーツ庁が進める「運動部活動の地域移行」に関する報告を踏まえ、各学校における外部指導者の活用および経済的な側面についても議論された。三村議員は、外部指導員の謝礼が時給1,011円である点を指摘し、適正な価格設定の必要性を強調した。

町長も、この外部指導者の待遇改善を含め、部活動の質向上に向けて努力する意向を示した。さらに、数年後の生徒数推移についても触れ、地域に密着した教育方針や、地域全体での子育て支援が重要であるとした。

最後に、統合についての考えもあり、教育長は、現時点で桂中学校と常北中学校の統合は考えていないと明言。地域の学校が持つ役割や伝統、コミュニティとしての重要性を改めて強調し、今後は教育環境と地域の連携を進めていく必要性を訴えた。議論を通じて、教育に関わる人々が持つ思いや未来への展望が浮かび上がる重要な会議となった。

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議会名令和4年第2回城里町議会定例会
議事録
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