令和4年第4回城里町議会定例会が、12月6日に開催された。
この会議では、条例改正、補正予算を含む全12件、報告11件が審議された。特に議案第61号は、職員給与の改正を含んでおり、期末手当率や勤勉手当率の見直しが提案された。
また、議案第62号では職員の定年年齢が段階的に65歳に引き上げられる案が紹介された。若年層の給与引き上げが狙いであり、町長の上遠野修氏は「今後の人材確保において重要な施策」と強調した。
議案第63号は地方公務員法改正に伴う条例整備を提案。消防団員の処遇改善を目的とした議案第64号も議論された。これにより、団員報酬が国の基準に準拠するため、見直しが行われる。
教育支援を目的とした議案第65号も重要な内容だ。困窮家庭への支援策が含まれていることから、地域の教育環境における影響が期待されている。
続いて、議案第66号から第71号までの補正予算案についても審議が行われ、各案の詳細が報告された。これらの議案は全体で平成年度の予算を791百万円以上上回る規模となっており、地域の福祉と介護、公共事業に多大な影響を与えることになる。
最後に、議案第72号について、副町長藤田悟史氏の選任が行われた。藤田氏は長い官僚経験があることから、その人材活用が期待されている。議長の阿久津則男氏は「今後の行政運営に寄与する」とコメントしている。
今定例会は12月13日までの期間である。議会は今後、一般質問を含む詳細な審議を続けていく。