令和4年12月13日、城里町議会において定例会が開かれた。
主な議題として、職員給与や消防団員に関する条例の改正案があり、すべての議案が原案通り可決された。注目すべきは、固定資産税の過誤納金問題である。
議案第66号は、ゴルフ場の過誤納金に関する賠償額の決定についてであり、議員の質問に対し、町長の上遠野修氏は詳細に経緯を説明した。特に令和元年から続くこの問題には、地方税法に基づく返還義務があり、5年目までの過誤納付を1度は返還したが、結局これが法的な争いに発展し、ゴルフ場の要求に応じる形で20年分返したことを確認した。
加藤木直議員は、事故の原因について、町が税法に従った返還を行わなかったために訴訟に至ったと指摘し、町長に早期返還をするべきだったと追及。その後、町長は厳しい法的助言を受けながら進めていったことを明記した。
続いて、議案第67号では和解金の算出が議題にあがり、議員たちの厳しい質疑が続いた。藤咲芙美子議員は、工事の契約が適正に行われなかった経緯を問題視し、これは町としての責任が問われる問題であると発言した。
最後に、議事のすべてが進行し、有意義な協議が行われたこと、さらには今後の教育支援や健康増進施設への補正予算が可決された。町長上遠野修氏は、会議の終わりに議員各位への感謝の意を表し、前向きな姿勢を示した。
この会議を通じ、町民からの信頼をより深めるためには、説明責任と迅速な対応が求められることが再確認された。