令和5年3月14日に行われた城里町議会定例会では、住宅、教育、公共施設などさまざまな議題が話し合われた。
まず、住宅の入居者問題が議論され、高額所得者に対する追出しの方針について議員から厳しい意見が出た。金長秀範議員は、入居者に対し新たに敷金や保証人を要求する姿勢に対し、公営住宅法第40条に反すると指摘した。議会では、入居者資格について再考を求める声が挙がった。
次に、教育問題として柔道着の貸出しが議題に上がった。教育長の高岡秀夫氏は、柔道着の購入を止めた親たちの声を受け、貸出しの可能性を示唆した。多くの子供が柔道教育を受けることができるよう、教育的な支援が求められている。これに加え、地域の公園管理問題も取り上げられた。町長の上遠野修氏によれば、小さな公園は自治会が管理しているが、管理が滞っているものもあり、今後の見直しが求められている。
また、水痘ワクチンの定期接種率についても話し合われ、健康保険課の飯村正則課長は、定期接種が行われており、費用が公費負担であることを明かした。これに対し、育児相談を通じた接種率の向上が期待される。
最後に、入札及び契約についても問題提起され、落札率96%の記録を挙げ、町長は適切な競争入札が行われていると述べて応じた。議員は特定の業者選定や分割発注の疑問を的確に指摘し、今後の透明性向上と信頼構築を求めた。