令和5年9月15日に行われた城里町議会の定例会では、数件の重要議案が審議され、多くが可決される結果となった。
まず日程第1の議案41号、城里町使用料及び手数料条例の改正については、議員からの質疑はなく討論の後に可決された。
続いて、議案第42号、町道路線の変更についても質疑なしで進められ、同様に可決された。
議案第43号に関する損害賠償の決定と和解についても、質疑や討論は行われず、賛成多数で可決した。
重要な議案として、議案第44号の令和5年度一般会計補正予算があり、この議案には修正動議が提出された。修正案の提案を行った関 誠一郎議員によれば、温室効果ガスの削減に向けて、ストーブの購入は逆行する施策として示された。国としてカーボンニュートラルの方針に従い、石油ストーブの使用は適切でないと述べ、町の財政や市民感情を考慮する必要があると強調した。
これに対し、賛成意見もあったが、修正案は否決され、原案通り採決され可決と相成った。
その後、議案第45号から第49号、そして第50号までの年度ごとの特別会計決算認定に関する議案も、質疑なしで議論され、承認された。
さらに、請願の議案としては、総務民生常任委員会より、ホタルを「町の虫」に制定することに関する請願が全会一致で採択され、次回の議題として継続されることとなった。
今回は、教育産業常任委員会の陳情第1号、教職員の定数改善に関する意見書が採決され、継続審査が決定された。議会運営の透明性や市民参加を促進するため、町長及び議長からも、今後の活動について感謝と期待の意が表された。
以上から、城里町の議会は財政健全化と地域の発展を目指した取り組みを通じて、市民の信頼をさらに深める方向に進んでいる。