令和5年第4回城里町議会定例会が、12月12日に開催された。
この日は、新たな条例改正案が審議され、全ての議案が可決された。特に注目されたのは、議案第64号と議案第65号である。議案第64号は、城里町印鑑条例の一部を改正するもので、議員からは特に質疑が行われなかったため、スムーズに採決が進められた。
続いて、議案第65号である城里町監査委員条例の一部改正についても同様に、議論は特になく、議員の賛成多数で可決された。その後、議案第66号、城里町使用料及び手数料条例の改正が取り上げられた。ここでは加藤木直氏が、具体的な利用料について懸念を示した。彼は、「この議案は誤解を招く恐れがあり、取り下げるべきだ」と主張した。エグゼクティブ側は、既存の体制の必要性を強調しつつ、来年3月の定例会での再点検を約束した。
さらに、議案第67号から第68号までの土地改良事業経費に関する条例案も可決された。特に、議案第68号では、城里町土地開発事業の適正化について多くの意見が出たが、最終的には賛成多数となった。
また、議案第73号から第77号にかけて年度補正予算が提出され、これも議論なく可決された。特に、一般会計補正予算では、収入補正について財務側が詳細に説明した。藤咲芙美子氏は、健康関連事業への資金不足と今後の改善を求めたが、実質的な資金改善案は提示されなかった。
結局、12件以上の議案が可決され、上遠野修町長は、「今後とも町の発展に寄与する施策に努めることを誓います」と述べた。これに対し、議長の阿久津則男氏も、議員と町民への感謝の意を込めて閉会の挨拶を行った。
議会は無事に終了し、町の施策と運営に対する透明性と効率性を求める声が、一層高まることが期待される。