令和4年5月17日、城里町で臨時議会が開催され、予算案が審議された。議案は、県内の財政運営に密接に関連する内容で、特に福祉や水道事業における取り組みが注目を集めた。
町長の上遠野修氏は、「令和4年度の予算総額は99億7368万2000円で、前年度比2.1%の減」と説明した。これは、厳しい財政状況を考慮した結果であるという。特に、放課後の児童クラブ施設整備や漏水減免に関する予算の減額が話題となった。
質疑応答では、議員の加藤木直氏が、「処理されないままの予算が多いのではないか」と指摘した。これに対し、町長は「予算編成には全力を傾注している」と応じ、議会との協議を重視する姿勢を強調した。特に、漏水減免に関する規則改正について、議員からは平等性が求められた。経費の透明性向上が強調された。
また、11番の関誠一郎議員は、上下水道料金の引き下げを訴えた。これに対して町長は、「公共の利益のためにも、住民の負担軽減に知恵を絞る」と発言。より具体的な施策を進めていく意思を示した。
さらに、道の駅関連の議論も展開された。議員からの質問に対し、まちづくり戦略課長は、「トイレ部分に関する駐車場計画を見直す必要がある」と回答。これにより、計画の透明性と適切性が議論され、今後の検討が求められている。
最後に、町長は「本臨時会におきましては、予算案の適切な決議に感謝申し上げる。今後とも町民からの信頼を損なわないよう努める」と述べ、閉会を宣言した。議会での意見交換は町政運営の質を高める重要な機会であることが改めて確認された。