令和5年第4回城里町議会定例会が12月5日、城里町役場で開催された。
会議では、条例改正や補正予算の審議が行われる中、農業委員会委員の任命についての議案も重要な議題として取り上げられた。議長の阿久津則男氏は開会の挨拶の中で、「本定例会は、条例改正、補正予算などをご審議いただく会議である」と述べ、議員たちに慎重な審議を求めた。
今回の定例会では、合計34件の議案が提出された。その中には、城里町印鑑条例の一部改正、使用料及び手数料条例の一部改正などが含まれた。町長の上遠野修氏は、提案理由の説明の際、「印鑑証明の交付方法をコンビニエンスストアで行うように改革する意義がある」と強調し、議員の理解を求めた。
補正予算については、令和5年度の一般会計補正予算や、国民健康保険特別会計の補正なども提案された。歳入歳出ともに、それぞれ7362万円を追加するという内容で、上遠野町長は「町民サービス向上につながるよう、充実した予算計画を目指している」と述べた。
さらには、農業委員会委員の任命についても審議が進められ、議案第78号から第91号までの14名が新たに任命される見込みとなった。町長は、「地域の知識や経験のある方々が農業委員として適任である」と発言し、各議案への支援を呼びかけた。
本定例会は、全ての出席議員が参加し円滑に運営され、委員会委員に関する議案は、賛成多数で原案通りに同意される結果となった。最終的な散会は午前10時48分で、今後のスケジュールとして、明日6日は一般質問が行われる予定である。