令和5年第1回城里町議会臨時会が7月28日に開催され、2つの重要案件が審議された。
本議会で審議された議案は、工事請負契約の締結及び令和5年度の一般会計補正予算の2件である。特に、工事請負契約では、桂図書館・郷土資料館の空調設備改修工事が取り上げられ、町長の上遠野修氏はこの契約について議会の承認を求めた。地域の未来を見据えた投資が進められる中、必要な改修工事は多くの町民にとっても関心が高い。
さらに、補正予算では、一般会計の歳入歳出が追加され、特に教育関連予算が強化されることが示された。教育委員会事務局長の廣木仁氏は、サッカー部と卓球部の支援について詳細を説明。教育予算の活用が町のスポーツ振興に寄与することが期待される。
工事請負契約については、予定価格との乖離が議論となり、6番議員の加藤木直氏がその理由を追求した。町長は見積もり段階から慎重に価格設定を行ったことを説明し、落札金額が大きく削減された原因について詳細に述べた。議会では予算取りの段階で値引きした状態での契約とし、工事の途中で発生する可能性がある増額についての流れにも触れた。予算管理の透明性が求められる中、議員からは改善を促す意見も出た。
この臨時会では、両議案が慎重な審議を経て可決され、町の重要なインフラ提供や教育振興に繋がる施策が実施されることとなる。上遠野修町長は議会の協力に感謝の意を示し、健康への配慮も訴えた。議会が連携して地域発展を後押しする姿勢が改めて確認された。