令和5年9月7日、龍ケ崎市議会の定例会が開かれ、議員による一般質問が行われた。注目されるのは、新たに運営を開始した給食センターについての質問や小児医療の充実を求める声である。
この中で、札野章俊議員が新しく稼働した給食センターについて言及した。札野議員は、給食センターの運営開始により、教育の現場でより安全、安心な給食が子どもたちに提供できると強調した。特に、来年の3月から食物アレルギー対応食の提供が始まることについて、多くの議論を呼ぶことが予想される。
一方、後藤敦志議員は、指定する議題として水害対策や避難行動に関する質問を行った。彼は、牛久沼の水位管理や避難時の迅速な対応について市に対して強く訴えた。特に、過去の事例を用い、準備不足によって被害が拡大した事例を指摘した。市は、河川管理者と連携し、住民に正しい情報を提供する体制強化の必要性を承認した。
さらに、加藤勉議員が市役所の人材育成について質問した。加藤議員は、職員のメンタルヘルスや退職状況について具体的な数値を用いて質問。市は、現状の人事制度が機能していない恐れがあることを認識し、職員のこころのケアを強化する方針を示した。
小児科医不足への対策も話題にあがった。加藤議員が提案したのは、小児科やその他の診療科目を持つ医療機関を市が支援する制度である。萩原市長は、この提案に前向きに捉え、医療環境の整備の重要性を再確認した。在校医の確保や、魅力的な医療体制の促進を目的とした施策が求められている。
議会では、今後の対策や施策の具体化が進むことが期待される。特に、給食センターや医療機関の充実が地域住民に与える影響が計り知れない。議員たちが提案した数々の意見に基づいて、さらなる手立てが講じられることが望まれる。