令和元年6月18日に行われた龍ケ崎市議会定例会で、複数の議員から市の通学路や交通安全対策、学校プールや湯ったり館の運営、さらには消費生活センターの設置と運営についての重要な質問がなされた。
初めに、3番の大野みどり議員が通学路の安全対策について言及した。最近の川崎市の関連した事件を受けて、特に子どもたちの安全確保の重要性が指摘された。松尾健治教育部長は、龍ケ崎市でもスクールバスの運行や利用者の安全を確保する方策に力を入れていると回答した。また、さらなる対策として添乗員や支援員の配置について検討する意向を示し、地域との連携も強化している。
次に、LED照明の取り組みも話題に上がった。環境に優しいLED照明の普及は進んでいるが、担当部長が示したように、費用や場所の確保に課題が残る。市としては、引き続きこれらの問題解決に向けて努力し、利用者の安全を保障する方針であるとのことだった。
湯ったり館についても質問が多数あり、特に宿泊施設に対する高齢者向け料金や障がい者割引の導入が提案された。利用者のニーズに応えるために、各部門の連携を強化し、より多くの人に利用され続ける施設とする方針が確認された。この中で、湯ったり館の防災拠点としての利用価値に触れた中山市長は、災害時における対応についても検討を進める意向を示した。
消費生活センターの状況についても触れられた。相談件数の増加傾向にも関わらず、相談者のプライバシー保護が十分でないことが課題とされ、相談環境の改善が必要であるとの認識が共通していた。市としては、相談員の確保や体制の見直しも含めた施策の充実を進める意思を表明した。