令和5年9月19日、龍ケ崎市議会は定例会を開催しました。議事では、議案や報告、請願等が数多く取り上げられ、全体的に市の運営や教育に関する重要な議題が扱われました。
日程第1では、26本の議案が審議され、その中には龍ケ崎市職員の給与に関する条例や、教育福祉施設の基準を定める条例の改正案が含まれています。特に、議案第7号である官製談合再発防止策の廃止は注目されており、金剛寺博総務副委員長からは、再発防止に伴う進捗状況が質疑されました。執行部は、新制度として入札等監視委員会が設置されたことを報告し、調査や審査が年2回行われることを改めて確認したと伝えました。
続いて、議案第8号として市有財産の取得に関する議案があり、消防団の小型動力ポンプ付積載車の更新計画について、詳細な説明がなされました。市は、22台の現有車両の中から順次更新を進める方針であることが明らかになりました。また、古い車両については、年間65万円でオークションでの売却実績があることに対して、議員からの質問もありました。
また、複数の工事請負契約に関する議案も同時に審議され、新設される保健福祉施設の建設が行われることとなります。この工事では分離発注方式が採用され、業者の選定には経済的合理性が考慮されていることが明らかとなりました。さらに、ZEB化についても進捗状況が報告され、3,100万円が予算に計上されるとの見通しも示されました。
財政に関する報告では、令和4年度の一般会計歳入歳出決算が報告され、採決は賛成多数で認定されました。特に、子育て支援や教育の現状についても議員からの質問が上がり、一定の期待が寄せられています。
最終的に、より安心・安全な地域づくりと子育て支援の強化を図るための請願があり、全会一致で採択される意向が示されました。市長は、「これからも市民に寄り添った施策を推進していきます」との意向を強調しました。今後の動向に期待が寄せられています。